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2012年05月13日

万字

皆さんは、万字という場所をご存じですか?
万字は岩見沢市の旧栗沢町地区にある集落で、北炭の万字炭鉱で栄えた町でした。
万字炭鉱がどんな鉱山だったのかは、解説しているサイトが多数ありますので、そちらを参考にしていただくとして、現在は典型的な限界集落です。
実は、万字は僕の祖父母が出会った場所で、僕のルーツといえる場所です。

先日、そんな万字へ行って、色々と見て来ました。
万字
夕張側から美流渡方面へ移動していきます。
・万字温泉跡
万字
12年くらい前に訪れたことがありますが、リンゴが浮いている湯船が特徴でした。
元々鉱夫の浴場だったものを旅館として再活用した施設でした。
温泉旅館になってからは経営者が度々変わりましたが、結局2006年に休業。現在は更地になっています。

・旧万字山神社
旧万字山神社
現在は睦町英町へ移転しています(←soroさんの指摘により訂正)
鳥居の奥の階段を上がると社がありますが、完全に倒壊しています。
鳥居の右ある桜の木が凄く大きいです。25m以上はあるでしょうか。こんな大きな桜の木は初めて見ました。
祖父母も2人で、ここに訪れたりしたのでしょうかね。

・万字小学校跡
万字
2年ほど前に解体され現在は更地になっています。

・万字炭山森林公園の廃屋
公園入口付近にある廃屋です。
万字
何に使わていた建物なのでしょうか?
場所的には、水の関係の施設でしょうか?

こちらは、上の廃屋よりも更に奥にあります。
万字炭山森林公園の廃墟
中にも入ってみました。
万字炭山森林公園の廃墟
万字炭山森林公園の廃墟
万字炭山森林公園の廃墟
上の写真、床に棺桶が置いてあるのかとビビりまくりましたが、コンクリートの立方体でした。

・曙町付近
万字曙町付近
正面の壁には「ト」という文字が書かれています。
これがト印魚市場なのでしょうか?

万字
元床屋?空き家のようでした。

万字曙町付近
桜が綺麗でした。

・八万神社
八万神社
八万神社
この階段を登ると
万字
もう一つの鳥居と社がありました。
こちらは万字市街町内会が管理する神社です。
こう見えても現役です。近日中に整備するとのことです。

・万字仲町簡易郵便局
万字仲町簡易郵便局
万字
この建物は、旧国鉄万字線の万字駅→万字バス待合所→簡易郵便局と変遷しています。

・万念寺の入口
万字
お菊人形を見てみたかったのですが、今回は時間が無く、後ろ髪が伸び・・・じゃなくて、引かれる思いで次へ移動。

・万字太平付近の橋
万字太平付近の橋
名称はわかりませんでした。

・万字山神社
万字
こちらは万字炭山町内会が管理する神社です。
上の旧万字山神社は、こちらに移設されました。
この新万字山神社を作るときに、八万神社と合祀するという案が出ていたのですが、万字炭山町内会の古老達と万字市街町内会の古老達の仲が悪く、合祀は廃案となりました。

【コラム】万字炭山町内会と万字市街町内会
万字炭山町内会は北炭の従業員が中心の町内会で、万字市街町内会は元々の万字の住人が中心の町内会です。
仲町と睦町を境に美流渡側が市街町内会、夕張側が炭山町内会になっています。
昔から万字炭山町内会と万字市街町内会は仲が悪かったらしいのですが、今の世代ではそんな事はありません。
しかし、古老の方達には未だに大きなワダカマリがあるらしく、今でも地域の会合では、そのワダカマリのせいで纏まらない事が多々あるそうです。

今回、万字を訪れて、とても楽しかったです。
祖父母のゆかりの地という事で、非常に感慨深いものがありました。
住人に方々にも取材させてもらいましたが、とても親切で「ゆっくり見ていってね~」なんて言葉も頂きました。
この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。



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この記事へのコメント
万字も結構変わりましたね~

変電所跡?に行こうと思いつつ行けてませんし
旧万字駅のネコさん達にもしばらく会ってない・・・(^^;
Posted by hi at 2012年05月14日 02:11
>>hiさん

hiさんも万字へ行かれた事があるのですね。
僕は12年位振りに訪れたのですが、その頃よりも建物が減った印象でした。
地域の方の話では、今年の大雪で倒壊した建物が多数あるそうですよ。

旧万字駅の猫は知りませんでした。
ググってみると、簡易郵便局で飼われている?ようで有名みたいですね。

お時間があれば、また万字へ行ってみてくださいー
Posted by furutori at 2012年05月14日 13:14
私はそこで生まれ・・・、育ちました・・・、写真にありました炭鉱の電気場や、
神社が英町に移った事・・・、知り合いの家も写ってました・・・、万字温泉は
今は信じられないかもしれませんが、二度目のリニューアル時ウルトラマン
ショーが有りました、裏手にはワラビがなり、横の林道を上がれば竹の子が
採れ、ポンネベツ川ではカジカ・ドジョウ・下流の砂防ダムが無かった頃は
ウグイ・ヤツメなどがいました、山もほとんど観察行動済みで飽きません、
行くと・・・胸が締め付けられる位懐かしいです。
Posted by soro at 2012年11月09日 02:29
>>soroさん

万字出身ですか!

電気場というのは壁が一部レンガ作りの建物の事ですか?
新しい山神社は、英町でしたか。情報をありがとうございます。記事を訂正しました。
万字温泉にはウルトラマンが来たのですか!
そう言えば、宴会場みたいのがありましたよね。そこでショーが行われたのでしょうね。

僕の祖父も万字へ行ったら、胸が締め付けられるような気持ちになるのでしょうか。
連れて行ってあげたいけど、現在は道東に住んでおり、足腰もかなり弱っているので、無理だろうなぁ・・・
Posted by furutori at 2012年11月10日 09:32
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